近年、喪服・礼服のレンタルサービスが増えています。読者の中には、「結婚や出産を経て体型が変わってしまった」「久しぶりに喪服を取り出したらカビが生えていた」といったトラブルに見舞われた方もいるのではないでしょうか？
そのような方にとって、リーズナブルな価格ですぐに喪服・礼服を用意できるレンタルサービスはとても頼もしい存在です。
実は、喪服・礼服のレンタルサービスには「店舗型」と「オンライン型」の2種類があります。この記事では、オンラインではなく店舗型のサービスで喪服をレンタルすべき5つの理由を説明します。
喪服・礼服のレンタルサービスとは？
そもそも喪服・礼服のレンタルに馴染みがない方も少なくないと思います。喪服のレンタルは、その名の通り喪服・礼服を一定期間レンタルできるサービスです。代表的な喪服のレンタルサービスは、店舗でレンタルするタイプとオンラインでレンタルするタイプの2種類に大別されます。
実店舗でレンタルする場合、店舗に赴き、試着をした上でレンタルをします。使用後は店舗で返却したり、宅配便で郵送して返却します。オンラインでのレンタルであれば、サイトでレンタルしたい喪服を選んで注文すれば2日程度（最短翌日）で喪服が自宅に届きます。使用後、受取時に同梱されている返送用伝票を利用して返却します。
結論から言うと、「喪服をレンタルするのであれば店舗型のサービスでレンタルするほうが良い」というのがこの記事でのメイントピックです。お住まいの地域によっては店舗がない場合もあると思いますが、店舗とオンラインのどちらも利用できるのであれば、まずは店舗でのレンタルを検討することをおすすめします。
ここからは、まず両者の簡単な利用手順を説明した上で、店舗で喪服・礼服をレンタルすべき5つの理由について説明します。5つの理由のうち、「購入と比較してレンタルが優れている点」を3つ、「オンライン型のレンタルと比較して店舗型が優れている点」2つを説明します。
店舗で喪服をレンタルする時の流れ
店舗で喪服をレンタルする場合はどのような流れでサービスを利用するのでしょうか。オンラインで喪服を選び、ネットで喪服を選び、リアルで受け取る「喪服レスキュー」と、店舗で喪服を選び、そのままレンタルする「Amour アムール」のご利用の流れについてまとめてみました！
ネットで喪服を選ぶ「喪服レスキュー」
喪服レスキューは、ネットで喪服を選択し、新宿にある無人店舗に来店し、喪服をレンタル・返却するという可能なオンライン型と店舗型のハイブリッド型レンタルサービスです。ご利用は下記のような流れとなります。
- サービスサイトからレンタルしたい喪服を選び、予約・決済する
- 入店方法をメールで受け取る
- 新宿の無人店舗に来店し、喪服を試着・レンタル
- ご利用後、6泊7日以内に新宿の無人店舗に再度来店し返却
喪服レスキューでは、他サービスと異なりレンタル期間を1週間設けているため、延滞料金が発生するリスクが低いのもメリットです。当日レンタル可能のため、お急ぎで喪服をレンタルする必要がある人にとってはおすすめのサービスとなります。
店舗で喪服を選ぶ「Amour アムール」
Amour アムールは、店舗に来店して喪服を選びレンタルする、オーソドックスな店舗型レンタルサービスです。池袋のマンションの一室に店舗があり、ご利用は下記のような流れとなります。
- 来店予約フォームから来店予約
- 予約日時に来店し、喪服の試着
- 喪服がフィットすればそのままレンタルし、交換したければ再度喪服を選択
- レンタル後、3泊4日以内に受け渡し場所と同じ場所で返却するか、配送で返却
店舗で試着・交換が自由にできるため、サイズの合わない喪服を選んでしまい葬儀の場で恥ずかしい思いをする心配がないのが最大の魅力と言えます。池袋に行くことが面倒でない人にとっては使いやすいレンタルサービスとなります。来店の際は、予約が必須のため、忘れずにホームページから来店予約をするようにしましょう。
オンラインで喪服をレンタルする際の流れ
オンラインで喪服をレンタルする場合ってどのような流れでレンタルするのでしょうか。代表的なオンライン喪服レンタルサービス「礼服レンタル.com」のご利用の流れについてまとめてみました！
ネットでレンタルが完結する「礼服レンタル.com」
礼服.comはオンライン喪服レンタルの代表サービスです。喪服の選択・レンタル注文・返却が全てオンラインで完結するのが最大の特徴です。価格も店舗サービスに比べて人件費や固定費がかからないことから、店舗サービスに比べて安く利用でき、配送料もかからないことも利用者にとって魅力的なポイントです。ご利用は下記の流れになります。
- 商品一覧からレンタルしたい喪服を選択
- お客様情報、配送箇所・配送方法、支払い方法を入力し、レンタルの手続き
- 喪服の到着
- 喪服を利用後、喪服到着日から3泊4日以内に配送で返却
来店するのが面倒、全てネットで完結したい方におすすめなサービスです。ただし、レンタル前の喪服の試着ができず、喪服のサイズ感が予想と違っていても再送に費用や時間がかかるため、喪服の変更はできないものとしてサービスを利用しましょう。
喪服・礼服を購入せずにレンタルすることをおすすめする3つの理由
①圧倒的にコストパフォーマンスが良い。
購入すると最低でも2万円程度かかる喪服ですが、レンタルであれば5,000〜7,000円程度の出費で済ませられます。例えば、長距離移動を伴う参列であれば、差額の1〜2万円を使って前後にもう1〜2泊できるでしょう。ゆとりのあるスケジュールを組むことで、故人との思い出に向き合う時間をしっかりと取れるのは大きな魅力ではないでしょうか。
喪服のレンタルにかかる費用はこちらの記事でまとめていますので、ぜひご覧ください。
②保管・クリーニングの手間がかからない
喪服を購入する方がもっとも負担に感じているのが、購入後のクリーニングです。数万円もする喪服ですので、カビが生えて台無しにすることはなるべく避けたいはずです。それでも、「購入から数年後に押し入れから喪服を出してみたらカビが生えていた」という声が跡を絶ちません。
レンタルであれば使用後に喪服を保管する必要がないため、せっかくの喪服にカビを生やして数万円を無駄にする心配は無用です。また、大抵のレンタルサービスは使用後のクリーニングも不要ですので、着たままで返却できます。
冠婚葬祭は出費がかさむだけでなく、人間関係や各種マナーなど、考えなければならないことがたくさんあります。安く、使用後のアフターケアも不要なレンタルであれば喪服の入手や手入れに関する不安を抱くことなく、より重要なことに意識を振り向けることができます。
③体型が変わっても安心
特に女性に多いお悩みが、「出産を機に体型が変わってしまい、若い頃に買った喪服のサイズが合わなくなってしまった」というものです。
若いうちに喪服を買う方は、ご両親などに「喪服の一着くらいきちんとしたものを持ちなさい」と言われて買うケースが多いようです。たしかに、TPOに合わせた装いをすることは重要ですが、若い頃に買ってサイズアウトしてしまった喪服を着て葬儀に参列してしまうのはまさに本末転倒と言えるでしょう。
1年に何度も着用するわけではない喪服のために体型維持に過剰に気を使うのではなく、その時々の体型にぴったりフィットする喪服をレンタルするほうが、精神衛生上も良いのではないでしょうか。
オンラインではなく店舗で喪服・礼服をレンタルすべき2つの理由
ここまで、喪服を購入する場合と比較したレンタルのメリットを説明してきました。続いて、この節ではオンラインレンタルと比較した店舗型レンタルの強みを2つ紹介します。
①試着できるのでサイズが合わないリスクが低い
店舗で喪服をレンタルする最大のメリットは、試着できることです。フォーマルな場である葬儀において、サイズの合わない喪服を着ていると悪目立ちしてしまう恐れがあります。葬儀というただでさえ重い空間で、周囲の方に不快な思いをさせないよう注意を払うことが重要です。
オンラインでのレンタルでもサイズを細かく指定できますが、それでも袖丈や身頃などのディテールのサイズが合わないことがあります。また、オンラインレンタルでサイズが合わない場合には返品も可能ですが、そもそも配送に最低でも1日はかかるため、日程のタイトな葬儀において返品と再レンタルを速やかに済ませることは困難です。
お住まいの地域によってはレンタルできる店舗が近くにないこともあるかもしれませんが、もし近隣にレンタル喪服の店舗があるようでしたら、まずは店舗で試着してみることをおすすめします。
②当日でもレンタルできるので柔軟にスケジュールを組める
店舗で喪服をレンタルする場合、営業時間内であれば当日でもレンタルが可能です。オンラインでも早い時間帯の注文であれば即日発送してもらうこともできますが、受け取りは翌日以降になります。地方での葬儀では、なにはともあれすぐに帰省しないといけないケースがあります。このような場合、帰省の道すがらでレンタルできる店舗型のサービスは非常に魅力的と言えます。
注意点としては、店舗の営業時間が限られている場合があります。例えば無人店舗で24時間運営する喪服レスキューであれば早朝や深夜のレンタルも可能ですが、その他の店舗型では営業時間の制限があるため、事前に確認するようにしましょう。
まとめ：店舗で喪服をレンタルすべき人とは？
当日に喪服をレンタルしたい人、サイズ感やデザインなどを重視したい人
は、店舗で喪服をレンタルするのがおすすめです。言い換えると、そんなに急ぎでもなく、1日切るだけだからサイズ感はあまり気にしない、という方はオンラインで喪服をレンタルした方が出費を抑えることができます。
店舗で喪服をレンタルしてみたい、と思った方は、下記記事でおすすめの店舗サービスを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください！
店舗とオンラインの良いとこどり！『喪服レスキュー』の紹介
ここまで、店舗型の喪服レンタルサービスの魅力について説明してきました。喪服をレンタルするのであれば店舗型のサービスの利用をおすすめしますが、店舗型の最大の欠点として、①拠点数が少ない、②営業時間が限られている、の2点が挙げられます。
店舗型とオンライン型のハイブリッドサービスである「喪服レスキュー」は、試着ができ、当日からでもレンタルできるという、先ほどの欠点を克服した喪服レンタル業界初の無人店舗レンタルサービスです。
喪服レスキューを利用する場合、オンラインで来店予約をし、代々木と日本橋浜町にある店舗で喪服を実際に試着してレンタルすることができます。24時間365日対応しているため、急な用事でもすぐにレンタルが可能です。加えて、レンタル期間も他サービスのおよそ倍の一週間であり、余裕を持ったレンタルが可能です。詳しい説明はこちらから確認できますので、喪服の入手にお困りの方はぜひご一読ください。